昨年9月に急逝したMac Miller。結果的に遺作となってしまったアルバム『Swimming』をリリースした直後の死は多くのファンを悲しませたが、なんと彼の未発表アルバムをこれから聴くことが出来るかもしれない。
プロデューサーのThelonious MartinがDJ Boothのインタビューで語ったところによると、Mac Millerは昨年夏にMadlibとのコラボアルバムを完成させていたのだという。Martinは昨年のPitchfork Music FestivalにてMadlibが聴いたことのないMac Millerの楽曲を流しているのを聴いたとのこと。「俺たちが”Guidelines“を作っていたとき、彼はずっと別の曲に興奮していたんだ。”Madlibと作ったアルバム『Maclib』が出来た”って言ってた。その後MadlibとPitchfork Music Festivalで会った。彼はDJで15分くらいMac Millerとの曲を流していたから、俺は”こういう曲がもっとあるのか?“って聞いたんだ。そしたら”ああ、フルアルバムだよ。『Maclib』だ”って言われて、俺は”マジか!マジか!“って感じだった」と彼が話していることから、Mac MillerとMadlibは昨年夏の時点でアルバム『Maclib』を完成させていたようだ。
Martinによると『Maclib』が正式にリリースされる予定は今の所ないそうだが、Madlibの意向次第では同作のリリースは十分実現し得るという。ファンにとっては思わぬ朗報だが、果たして『Maclib』は今後リスナーのもとに届くのだろうか?