2018年をもって、音楽活動から引退をしたラッパーのOG Macoが自身のSoundCloudアカウントを2000ドル(約22万円)で売ると宣言した。
彼は今週水曜日、自身のTwitterにてこのようにツイート。
If you only support me on SoundCloud, you don’t really support me.
The checks don’t come from SoundCloud.
That’s why I’m selling it.
— OG MACO (@OGMaco) 2019年2月6日
「もしお前が俺のことをSoundCloudでしかサポートしていないなら、それは本当に俺のことをサポートしていることにはならない。SoundCloudから利益はあがらないからな。それが俺がなぜこれ(SoundCloudのアカウント)を売るのかの理由だ」とSoundCloudに曲をアップロードするだけでは利益が出ないので、もういっそのことアカウント自体を売ってしまおうという考えを明らかにした。
このツイートに続けて彼はこのようにツイートしている。
That was fast .
I got 3 bids in 5mins, so one of them will own it in exactly 15 hours.
2k is really a steal.
— OG MACO (@OGMaco) 2019年2月6日
「早いな。5分で3つも入札があったよ。彼らのうちの1人があと15時間でそれ(OG Macoのアカウント)を手にすることになる」とうまく売却に成功したことをほのめかしている。
しかし、ここで1つ問題がある。実はSoundCloudの利用規約において、アカウント売買は禁止されているのだ。利用規約にはこう書かれている。
「SoundCloudの事前の書面による承認なしに、SoundCloudのアカウントを第三者に売却または譲渡したり、それを申し出ることは出来ません。アカウントまたはURLを売却しようとしたという報告を受けた場合、事前の通知無しに(そのアカウントは)ただちに停止します」
つまり、アカウントを売買するには書面による承認が必要というわけだ。
現在、OG Macoのアカウントを見てみると、購入したのであろうアーティストによる曲が数曲アップロードされている。ここから考えるに、OG Macoは事前の承認を得たということだろうか。
いずれにせよ、自身のSoundCloudアカウントを売却するということはやはり彼は音楽活動を引退したのだろう。現在のヒップホップシーンにおいてJuice WRLDをはじめ、SoundCloudから地位を築き上げたラッパーは多く、SoundCloud自体の注目度も上がってきている。その中で、既存のラッパーのアカウントを利用できるのは大きなアドバンテージになるかもしれない。