先進的な楽曲と神が与えたと評される美しい歌声でソウル史上に輝くアーティストのマーヴィン・ゲイが生誕80周年を迎えた。それを記念して文藝別冊でマーヴィン・ゲイ特集号が2/16(土)に発売される。
「引き裂かれたソウルの先駆性」というテーマの特集号には、インタビューで鈴木雅之、横山剣、ピーター・バラカン、SKY-HIなどが登場。マーヴィン・ゲイの音楽性や自身への影響などについて語っている。
また西寺郷太や思い出野郎Aチームの高橋一、小坂忠がエッセイを寄稿、吉岡正晴によるマーヴィン・ゲイ入門や湯浅学×大和田俊之による対談なども掲載されている。
Info
・タイトル:文藝別冊 マーヴィン・ゲイ
生誕80周年 引き裂かれたソウルの先駆性
・仕様 :A5版/256 ページ/1,300 円(税別) ・発売日 :2019年2月16日(土)
【目次】
[エッセイ]
小坂忠「環境が造ったマーヴィン・ゲイという人生」
西寺郷太(NONA REEVES)「マーヴィン・ゲイと私。:Yesterday, Today, Forever」 高橋一(思い出野郎 A チーム)「サンクチュアリのマーヴィン・ゲイ」
[インタビュー]
鈴木雅之「頑固者シンガーに魅せられた不思議な縁」(聞き手・構成=二木信) 横山剣「コンプが効いた愛の歌」(聞き手=湯浅学) ピーター・バラカン「マーヴィン・ゲイと魂(ソウル)の黄金時代」(聞き手=松村正人) SKY-HI「“救い”の精神性」(聞き手=二木信)
[入門]
吉岡正晴「マーヴィン・ゲイ入門――引き裂かれたソウル」
[対談]
湯浅学×大和田俊之「無意識の先駆性を音にしたとんでもない男」
[ガイド]
出田圭 マーヴィン・ゲイ/人名事典
[論考] 吉岡正晴「『ホワッツ・ゴーイング・オン』がアメリカ音楽業界とアメリカに残したもの」 湯浅学「『離婚伝説』伝説」
押野素子「マーヴィン・ゲイの性と愛」
出田圭「リオン・ウェアとマーヴィン・ゲイ」 長澤唯史「女々しくて辛い場所に辿り着いたアイドル――マーヴィン・ゲイと 60 年代の感情革命」 マニュエル・ヤン「What’s Going On, Brother――マーヴィン・ゲイとアメリカ労働者階級の悲劇」
ディスクガイド(河地依子、小出斉、二木信)