光をテーマとしたインスタレーションで世界的に知られているアメリカのアーティストJames Turrellに、Kanye Westが多額の寄付を申し出たことが話題となっている。
KanyeとJames Turrellは昨年12月に行動を共にしており、Twitterにてその模様が伝えられていた。
Turrell ? pic.twitter.com/MTzZiWeTWS
— ye (@kanyewest) 2018年12月14日
Kanyeが鑑賞したのはTurrellのライフワークである『ローデン・クレーター』というプロジェクト。サンフランシスコ火山地帯に位置する円形のクレーターを用いて宇宙のパノラマと光を鑑賞すると言うコンセプトの作品。未だ建設が続く未完成のものとして知られているが、実際に目にした彼は「人生が変わるような体験だった」と絶賛している。
Went to visit the James Turrell crater two days ago. This is life changing. We all will live in Turrell spaces
— ye (@kanyewest) 2018年12月13日
そして昨日、Kanyeによって『ローデン・クレーター』プロジェクトを支援するための1000万ドル(約10億円)の寄付が行われたことがWall Street Journalにて報じられた。以前は「美大で講義を持ちたい」と発言していたが、アート作品に惜しみない支援を行うのはまさに彼らしい行動と言えるだろう。
しかし、James Turrellの作品はビーフ相手であるDrakeの大ヒット曲“Hotline Bling”のMVの元ネタとしても知られている。
今回の寄付を「Drakeへの当てつけなのではないか」と邪推する声もあるようだが、真相は不明だ。
いずれにせよ、Kanyeのアートへの愛が伝わってくるニュースであった。