FNMNLの恒例の年末企画、今年は『1 of 2018』を展開。この企画はアーティストやDJ、デザイナー、ショップオーナーなど今年を彩った重要人物たちに、個人的に印象的だった出来事、楽曲、映画、本などから1つテーマを自由に決めてもらい紹介してもらうもの。ベストなものから中にはワーストなものも飛び出すかもしれない、年は変わってしまいましたが、まだまだ各々の2018年を振り返ってみては?
ラップ、ラジオドラマ、デコレーションなどを手がける嫁入りランドの2018年。
ゆかの2018年ベスト
Voguing/Ball culture
私は、現在ロンドンに住んで半年経ち、Vogueing/Ballの文化に完全に魅力されています。
初めて目にしたのは、9月にロンドンの文化施設でのワークショップやパネルディスカッションがあるイベントでした。デモンストレーションがありそこでプロのダンサーが踊る場面とRunwayを歩く場面とがありました。人生で初めてみたVoguingのかっこよさに震えるだけでなく、RunwayでWalkingする人を、観客の中から募り、車椅子の方や目が見えにくい方、耳が聞こえない方がとても堂々とかっこよく歩いている姿に心底感動し、涙が溢れました。
これは、Voguing/Ballのイベントだからだけではなく、文化協会が主催するイベントであるのと同時にロンドンだから作られる雰囲気だからだと思っています。
その後、Ballを3回観に行く機会がありました。1つは、ロンドンをベースとしたパフォーマーが中心のBall(テーマはDenim)、残りの2つは、フランス、アメリカからも審査員、パフォーマーが来たBallです。 Voguingはそれぞれグループがあり(House of 〇〇という感じでグループに名前を付けている)、この2つのBallは、まさに各国のグループの団体戦のような感じだったので、応援の掛け声が凄い!気合いが凄い!クオリティが凄い!ととにかく圧倒されました。
私は、Ball cultureから、今を全力で生きている人々のEnergyとそのEnergyによって作られる空間、そして、堂々と自信を持つ事で示すAttitudeと、人間である全ての人へのRespectに毎度魅了されています。
ロンドンとはいえ、Voguing/Ball cultureはアンダーグラウンドな文化で情報を見つけるのがなかなか大変ですが、行ける限り行き続けようとおもいます!!
この動画は、New Year's Around the World Kiki Ballでのパフォーマーの踊る場面です。少しでも熱気が伝われば幸いです!
めいちゅんの2018年ベスト
kemio - "どこまでいっても渋谷は日本の東京"
コメント
2018年は11月にリリースされたこの曲同様、ギャルみのあるワード達とテンポよく展開されていく彼のYouTubeチャンネルを毎週楽しみにしていました。
軽く華やかな仕上がりでありながらアイロニカルな部分も忍ばせつつ、自身の心の揺らぎを直に伝えてくれるスタイルが最高。元気をもらっている人が沢山居るのではないでしょうか。
街ゆくティーンの会話やSNSの動画を見いていると、似たようなフロウでお喋りしている子達をたまに見かけたりして面白いです。その気持ち、わかる〜。
今後もポップススターの階段を登っていく彼の姿を楽しみにしています。
嫁入りランドとしては友達と韓国へライブしに遊びに行ったり、ゆかちゃんが渡英後にはNOPPALと合同編成のライブに挑戦したり、、嫁入りランドの境界線のようなものが曖昧になったのが楽しかったです。2019年もよろしくお願いします。
みゆととの2018年ベスト
サイヨー
コメント
去年の夏頃にStillichimiyaのYoung-Gさんに教えて頂いたタイのダンスミュージック、サイヨーは本当にびっくりしました。 個人的には、初めてジャングルやアーメン、ジュークを聴いたときの「何だこれは…」という他の音楽と比較できないあの感覚に近かったのですが、サイヨー、一体何なんでしょう…
ミックスがYouTubeに無限にあるので、とりあえず景気の良さそうな「แดนซ์ปีใหม่ ฉลองเต้นไปด้วยกัน !! 2019 สนุกมันส์ (お正月ダンスお祝いダンス一緒!! 2019年お楽しみ)」という
タイトルのやつを。
EDMを基調としたハイパーな音に、ブレイク明けのスットコ節。ここです。ここで私は100%笑ってしまいます。でも踊れて笑えるなんてめちゃくちゃ最高だと思いませんか?最高なんですよ…。
そんなサイヨーへの思いが日々募っていたところ偶然にもタイに行く機会があり、週末にバンコクのサイヨー箱 ”56arena” へ行ってきました。
https://www.instagram.com/stories/highlights/17913911698258813/
フロアに入るとまずキャパのデカさに圧倒。Zeppやagehaクラスの箱に満員の人、人、人。。当然ながらみんな若い。そして一晩かかるのはサイヨーのみ。フロアには小さいワゴンが無数に配置されていて、そこに酒を置いてお客さんそれぞれの持ち場にしているのも日本では見ない光景で、さながら巨大立ち飲み屋状態でした。
しばらくいると他にも色々と異様な光景に気付くのですが、やっぱり本当に面白いことって書けないものです。仕方ない。現場に行くしかないのです。とにかくサイヨーしかかからない、地獄とも天国とも言える空間で、終始笑いながら無心で踊りました。
ちなみに、タイでアテンドしてくれたOMKメンバーのADKINさんやYoung-Gさんの話によるとタイでのサイヨーの立ち位置は、日本でいうパラパラや姫トラのようなものだそうで、ヒップホップやシティポップを聴いてる現地のおしゃれな子からしたらめっちゃ疎まれてる音楽だそう…。
次の日マーケットに行くと店先でもサイヨーのミックスがかかっていたので流行を実感しました。
そういえば韓国でもコンビニに行けばその週のチャートに入ってるK-POPが聴けたり、駅の薬局でOkasianがかかった時は声が出るほどびっくりしたけど、新しい音楽をネットやテレビを開かずに街に出て感じることが出来るのは良いですよね。
さて、日本はなぁ…。と思う瞬間が今年は何度あるかな。
小さいなりにも色々良くなるようにやっていきましょう。
嫁入りランド
ラップ、ラジオドラマ、デコレーション、、温泉、恋、仕事、家族サービス、勉強、梅宮、、アンナ事こんな事…?!?!?!?!?!
http://ameblo.jp/yomeiriland/
http://yomeiriland.bandcamp.com/
https://soundcloud.com/yomeiriland