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二階堂和美の珠玉のエッセイ集『負うて抱えて』が1月に発売

故郷・広島で浄土真宗の僧侶としても活動する歌手二階堂和美が、初めて自身の「生活」と向きあった珠玉のエッセイ集『負うて抱えて』が、晶文社より来年1/25に発売決定となった。

『負うて抱えて』は、二階堂和美が中国新聞(「洗心」欄)で、2015年3月から2017年6月まで週1回の連載を担当していた、同タイトルのエッセイをまとめたもの。ある日は曲作りやライブに勤しみ、ある日は寺の仕事に追われ、またある日は子どもとの会話を楽しむ二階堂。歌手として、僧侶として、母として、娘として、くるくると役割を変えながら、ままならない日常を仏教の教えとともに生きていく、彼女のかけがえのない機微が記されている。

書籍化されるにあたりアニメーション映画監督・高畑勲との交流を描いた「いのちの記憶の物語」に加え、『熱風』(スタジオジブリ発行の小冊子)の高畑監督追悼特集(2018年6月号)へ寄せた「最初で最後のデート」も追加収録。
表紙・本文イラストは中国新聞の連載で挿絵を担当していた画家のnakaban氏、装丁は矢萩多聞氏によるものだ。

<本文より>
「仏法にめざめる姿というのは、断捨離とは違う。愚かな自分から抜け出せないことを認めて、全部抱えて生きてく。それをそのまま救ってくださる仏さまがあることを有り難く味わわせていただく生き方である。などと、片付かない自分の生活を言い訳にしてこじつけているだけである。なんまんだぶ。」

Info

タイトル:『負うて抱えて』
著:二階堂和美
出版社:晶文社
価格:1,500円+税
ISBN:978-4-7949-7074-9
発売日:2019年1月25日(地域・店舗によって前後する可能性があります)
四六判並製・200ページ
装丁:矢萩多聞
表紙・本文イラスト:nakaban

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【目次】
まえがき
1 広島で暮らして
2 いのちの記憶の物語
3 広がる世界
4 僧侶と歌い手
あとがき

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