FNMNLの毎年恒例の年末企画、今年は『1 of 2018』を展開。この企画ではアーティストやDJ、デザイナー、ショップオーナーなど今年を彩った重要人物たちが、個人的に印象的だった出来事、楽曲、映画、本などから1つをチョイスして紹介してもらおうというもの。それぞれのベストなものから中にはワーストなものも飛び出すかもしれない、この企画で2018年を振り返ってみては?
ヒップホップをベースにしつつジャンルに縛られないサウンドで知られる音楽プロデューサーで今年初めてのアルバム『FORTUNE GRAND』を9月にリリースしたばかりのKMが登場。
KMが2018年一番力を注いだ作品
『FORTUNE GRAND』
コメント
2018年9月に自身名義のファーストアルバムを、やっとリリースする事が出来ました。
今年の夏は、アルバム制作に並行してGottz君のアルバムに4曲、WILY WNKA君のアルバムに2曲、別名義で8曲…などなど。
まだ出ていない音源も多数ありますし、今も週に2~3曲のペースでずっと作っている感じです。
最近ではタイプビートを海外から買ってアルバムを作る事も普通になり、ここ日本でも、プロデューサーとして信頼を得るにも、世界標準なのが大前提になった時代です。
だから僕はアルバムを構想する段階から、とにかく「日本語Rap」に拘りました。トレンドは知った上で、日本人としての感覚と僕の好きな音色を、濃く作品に落とし込みたかったからです。具体的にはTrap styleではあるものの、展開も多く複雑で、より音楽的に(Instrumentalとしても)楽しめる内容を目指しました。そのおかげで、客演としても、YDIZZYから田我流まで、一枚のアルバムに自然に収まるという、「唯一無二の日本語Rapアルバム」になったと思います。ミックスとマスタリングまで、僕自身、一人でやっています。実は今聴き直した時点でも、既に未熟だったなと感じる部分がたくさん出てきてしまっているんですが、次に生かそうと思います。
このアルバムをチェックしてくださった全ての方々へ、本当にありがとうございました。
2019年の告知
引き続き色んなアーティストと曲を制作中ですし、また自身名義のアルバムという形でもリリースを重ねていくと思います!
次はさらにリミッターが外れた作品になると思うので、気にして頂けたら嬉しいです!
KM
音楽プロデューサー。
ヒップホップに根ざしたスタイルを保ちながらも、ジャンルという概念に縛られる事のない音楽性はリリースの度に話題となる。
kiLLa、BAD HOP、IO、Weny Dacillo、AKLO、JP THE WAVY、ECD、SKY-HI、FEMMなどと、すでに数多くの楽曲やRemixワークを世に送り出している。
2018年9月、自身名義のファーストアルバム “FORTUNE GRAND” リリースしている。