GQの動画インタビューに登場したLil Yachtyは彼が2017年にリリースしたアルバム『Teenage Emotion』に対する厳しい批評を受けて、心が折れた事を認めた。
「とにかくビクビクしていたよ。メロディックなテイストで『Teenage Emotion』を作った。少しポップで、もしかしたらポップすぎたかな、みんなに全然気に入ってもらえなかったんだ。嘘だろ、全然ダメだったって。そしたら心が完全に折れちゃった」と周囲の反応に傷ついたとYachtyは明かす。
さらに彼は「みんなはいつも「お前が作るべきものだ」なんて言うけど、いざ作ったら、貶すんだよ。だからラップを始めて、このプロジェクトを進めてたら、評価は良くなったよ。だけどまだ「待て、どうしたんだ?」なんて言ってくる奴がいる。それでもEP『Yachty Forever』を出したんだ。」と批判に屈せずに活動を続けたことも加えた。
また、Podcast番組“No Jumper”の去年のインタビューではYachty は厳しい評価を受け、彼がメインストリームの音楽を作り始めたと言われることに対して自分の考えを表明した。
「確かにメインストリームに近づいた。それでも俺はクールにやろうとしたんだ。だけど、金を稼がなきゃいけなかったんだよ。」彼の言い分ももっともだが、ファンにとっては苦しい言い訳のように聞こえてしまうかもしれない。
アーティストとして活動していく上で、作品に対しての批評というのは免れない。今回のYachtyと同じことが『DAMN』をリリースする前のKendrick Lamarにもあった。批評がアーティストにとって活動の妨げとなってしまうのではなく、リスナーが音楽を聴く上での手助けとなるものであってほしいと願う。