Netflixで来年より配信予定のラップリアリティ番組「Rhythm + Flow」の審査員として、Chance The Rapper、T.I.、そしてCardi Bがキャスティングされることが明らかになった。ラップファンが大いに注目する同番組だが、Cardi Bが審査員を務めることに対する不満の声が一部から噴出している。Cardi Bはリリックを別のラッパーと共作していることがあるので、他人のラップを審査する資格は無いという理屈だ。そのような批判に対して、Cardi B本人が自ら返答を行っている。
Instagramのライブ配信にて、Cardi Bは「みんなが私を“歌詞を自分で書いていない”って攻撃しようとするけど、私は沢山曲を書いてるから。ちゃんちゃらおかしいわ」と、共作者がいるとはいえ自分でリリックを書けないわけではないと反論。「私は気にしないから勝手に話してればいいよ。でもあのビッチはめちゃくちゃ歌詞を書けるから。座り込んでずっとそんなことを考えてればいい」と、メイクの最中にも関わらずかなりの剣幕でまくしたてた。
かつてはDrakeやKanye Westがゴーストライターを雇っているという批判を浴びた例もあり、またPost Maloneの大ヒット曲“Rockstar”もJoey Bada$$との共作であることが明らかになっている。しかし、このことからも分かる通り現在のシーンではラッパーが完全に自分自身の手でリリックを書くことは余り重要ではなく、それだけで彼らのスキルを判断することは不毛だという考え方も出来る。
いずれにせよ、非常に豪華なゲストを迎えた「Rhythm + Flow」がこれからラップシーンの話題を席巻することは間違いないだろう。