ヒップホップの世界においても、ネットミームによってその曲が大ヒットするというのがよくある。
最近だとKanye WestとLil Pumpの楽曲“I Love It”が代表的だろう。2人が着ぐるみを着て踊るMVは大きな話題となった。
そんなミームに関して研究していたイギリスの学者がある研究結果を導き出した。その研究結果というのは、ネットミームは子供の健康に悪影響を与えるというものだ。
イギリスのラフバラー大学の研究者チームの文書によると、健康に関して誤りで有害な情報がミームとして広まっているとのこと。
文書には「Twitterにいる大量の個人が健康に関連したネットミームを、ポジティブな文言やネガティブな文言とともにシェアしている」と書かれており、
「そこにはネット上の健康に関する情報を批判せず信じ込んでしまっている証拠がある」とネット上の情報を鵜呑みにしないように警告している。
またそれ以外の危険性として、人をからかうことや、容姿を批判すること、いじめなどの望ましくない行動をネットミームが正当化してしまう可能性があると言及している。
そして、彼らは結論として「ネットミームは一般的に面白いものだと思われているが、10代の若者の権利や特別なニーズを全く考えていない」と述べた。
確かにミームには面白いものが数多くあるが、In My Feelings Challengeなど度が過ぎているものもあるのが現状だ。
これからはミームに限らず、間違っている情報と正しい情報をしっかり判断出来るメディアリテラシーがより重要になってくるのかもしれない。