以前よりFNMNLでも伝えていたカナダでの娯楽用マリファナの合法化が、本日よりついに実現することとなった。2015年にジャスティン・トルドー首相が選出されて以来着々と進められ、今年の6月に議会を通過した大麻合法化法案。全国規模での合法化はウルグアイに続いて2か国目で、主要先進国で初めてマリファナが完全に合法化するという愛好家にとってはまさしく快挙と言える出来事だ。
マリファナの使用はカナダの13の州それぞれで独自のルールが設定されている。例えばマリファナを購入できる最低年齢はアルバータ州では18歳に設定されているが、ケベック州では21歳になる予定で、一人30グラムまでの所持が許可されるとのこと。未成年者への贈与、もしくは販売は懲役14年に相当する罪になる。いくつかの州ではマリファナから子供を守るための法律も設定されており、サスカチェワン州をはじめとする一部の州では未成年者がマリファナショップに入ることさえも違法になっている。
もちろん日本では未だに使用や所持は違法となっているため、カナダから大麻を持ち込むことは出来ない上、日本大使館によると在留邦人や日本人観光客がカナダで使用することが処罰の対象となる可能性があるという。カナダに行く機会のある方は慎重に行動すべきだろう。G7初となるカナダ全国での合法化によって、マリファナを巡る国際的な動きにも影響を与えそうだ。