世界最大級の音楽プラットフォームSpotify。最近では、インディーのアーティスト向けに自身の手で楽曲をアップロードできる機能を追加すると発表し、音楽業界に衝撃を与えた。
そんなSpotifyが次に注目したのは「DNA」だ。アメリカで人気のサービスAncestryとSpotifyが手を組み、ユーザーのDNAに基づいたプレイリストを作成するというのだ。
Ancestryというのは、2006年からスタートしたネットサービスで自分の先祖をたどり、家系図を作れるというサービスでアメリカではかなり人気らしい。
そして、今回はこのAncestryのDNAテストを提出すれば、ユーザーのSpotifyアカウントとリンクし、先祖の祖国において人気だったまたは文化的に重要だった音楽とユーザー自身の嗜好を加味したプレイリストが作成されるというようなサービスを展開するとのこと。
AncestryのVineet MehraはQuartzのインタビューでこのサービスについて、
「どうやって人々に彼らの文化を経験させるか?音楽がそれをするのに1番良い方法だったんだ」と音楽が文化を学ばせるにはぴったりだと語っている。
確かに、本だけよりも、音楽や映画など包括的に文化を学んだ方がより知識を深められることは間違いないだろう。このサービスはそのような学びの手助けとしてはまさにぴったりなのかもしれない。