先月末にリリースされてからというもの、数多くの若手ラッパーへのディスなど話題の尽きないEminemのニューアルバム『Kamikaze』。
そして、好きな人ならすぐ気付いただろうが、このアルバムのアートワークは、言わずと知れた白人ラッパ−の草分け的存在であるBeastie Boysのデビューアルバム『Licensed to Ill』のアートワークをオマージュしている。
1986 #BeastieBoys "Licensed to ill" Album Cover
2018 #eminem "KAMIKAZE" Album Cover
Just sayin... pic.twitter.com/PfZCXnzHS6— Fenton (@fento88) 2018年9月7日
今回、Beastie BoysのメンバーであるAd-RockとMike DはThe Strombo Showのインタビューに登場。
『Kamikaze』のアートワークについて語った。
『Kamikaze』はサプライズリリースされたことでも話題になったが、それはBeastie Boysの2人にとっても同じだったようだ。
Mike Dは“俺のところに10通か20通くらいメールが来たんだよ。それで、なんでいきなり50通も俺のとこにメールが来るんだ?てなって。皆『Kamikaze』のアルバムジャケットの写真をTwitterやら何やらで転送してきたんだよ。それで俺たちはやっと何が起こっているのか理解したってわけ。”と語っている。
そして、前述したように『Kamikaze』においてEminemは数多くのラッパーに対してディスを行っているが、この事に関してMikeは
“彼はディス曲という概念を復活させたね。僕たちのことは好きだと思うけど。”とEminemとの関係は別に悪くないと述べた。実際にEminemはBeastie Boysからの影響を公言している。
さすがのEminemでも白人ラッパーの大先輩であるBeastie Boysには噛みつけなかったのかもしれない。