FNMNL (フェノメナル)

カレー屋まーくんが教える最初に買うべき5つのスパイス

オースっ!カレー屋まーくんDA!前回のレシピがなかなか好評で再登場となったぜ!
みんな作る気が失せるレシピだったろ?
なんか面白そうと思ってスパイスを沢山買ってカレーを作ってはみたものの、めんどくさいわりには全然美味くなくてキッチンの隅がディアゴスティーニになってる人結構いるよね。

今日は一番最初に買うべき5つのスパイスを教えるYO! 五大スパイス スパイスって沢山ありすぎてどれ買っていいかわからないという人沢山いるよね。僕がまずオヌヌメなのがクミン・ターメリック・コリアンダー・カイエン・パプリカの5つ、僕はこれがあれば取りあえずカレーにはなる五大スパイスと教わった。五大というからにはさぞかしすべて重要で対等な五角形のように感じるけど、世の中にあるグループ(六大学、戦隊ヒーロー、SMAP,加藤一二三など)を見てもわかるように『お前ちょっと出過ぎじゃね?』『君さっきからそこにいるけど何にもやってないじゃん!』って結構いびつな軍団だったりもする。

さらにカレーにおける辛みの97%くらいの担当であるカイエンペッパーは味を感じる器官である味蕾を切り刻んで辛みを感じさせているだけらしく、そうなると100m走のレーンに一人ロボコップがスタンバイしてるような状態で五大をやってるわけだ。

わかりやすい五大スパイスの立場

①ターメリック・・・いかりや・・・赤・・・木村・・・長嶋
②クミン・・・志村・・・青・・・香取・・・イチロー
③コリアンダー・・・加藤・・・緑・・・中居・・・王
④パプリカ・・・荒井・・・黄・・・稲垣・・・川藤
⑤カイエン・・・ブー・・・ピンク・・・草なぎ(なぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀)・・・宇野

さらに今家にあるカレーの本を開けてみたら『スパイス三種の神器〜マスタード・カレーリーフ・タマリンド』って神器は五大の中に一つも入ってなくてAKBとHKTかよっ!と言いたくなる状態。いよいよわからなくなってきた。 でもこのままでは収集がつかなくなってしまうので、カレーに重要なのは先に上げた五大スパイスである!と今俺が決めた! 異議なんて認めない。
今重要なのは正しいか正しくないかじゃなくとっとと終らせて飲みに行くことだから。

さてざっくりと役割を教えよう!
①ターメリック レシピ本にはよく着色のスパイスと書いてある。実際カレーを白いTシャツにこぼした時最後まで残留孤児するのはコイツだ!しかし俺はもっともカレーをイメージさせる香りはこのスパイスを舐めた時だと思ってて当然味にも大きく関わってる。しかし着色の役割を与えられた裏側にはスパイス協会の会長か何かが『お前ら着色って言わないと代表下ろすぞ!』とか恫喝したのだろう。間違った量を入れると食えなくなるほどではないが、微妙な気分を演出する一皿に変えることが出来る。カレーを作る者誰もが体験してきたと思うがそのことを訴える者はいない。

②クミン もっともインドを思い出させるスパイスと言えば、これであることは疑いの余地がない。そして俺は嫌いだ!これが嫌いだとインド料理を好きになりようがない。しかし世の中には通常の感覚では理解できない嗜好を持つ人がいるので油断はできない。というわけでこいつの役割は味がどうこうでなく、こっから先はインドという白線である。ゴマの代わりにこいつ振ってみ!美味しくないけどインドになる!

③カイエン 雑に言うと唐辛子のことだ。みんな唐辛子はどういう時に使う?辛くしたい時だろ。世界共通でこいつは辛みを一手に引き受けてる。しかし実はこいつにも香りがある、結構ある。辛みではなく香りを付けたい時辛くない唐辛子の種類のパウダーを使う。そういう使い方を見ると、いつも可愛くない子と付き合ってた同級生を思い出す。『ブスは無理が効く』寡黙な彼が発した言葉を大学を卒業して20年経った今も思い出すことがある。人にはいろいろな魅力があると最近は言うだろう。でも俺はやっぱりブスは無理が効くの方がしっくりくる。次の人生が野村訓一だったら俺はj-waveでそう言うだろう。

④コリアンダー 所謂カレー粉の中に一番入ってるのは実はこいつであり俺がこの中で一番好きというより唯一好きなのはこいつだ。素晴らしい香りなのにこの香りが前面に出る料理は少なく、複数のスパイスを使う時まとめる役割がこいつらしい。さぞかし不本意だろう。レイソルユース時代まったく守らない日本代表FW酒井直樹の代わりに守備に汗をかき、ボール奪取力は凄いがその後がアレだった明神智和のハンカチ落としのようなパスを引き受けた俺がもっとも自分と重ね合わすスパイスである。まあ俺の香りは良くなかったが。

⑤パプリカ 赤く着色するのが役割で無くても全然大丈夫。どうして5大に紛れ込んだのか?もっと重要なスパイスはあるだろう!いろいろ勘ぐってしまうスパイスである。着色の役割を与えられたのに対して綺麗な色が付くわけではなく、赤というより赤っぽくなるだけである。当然出番も少なく五大から漏れた奴らよりも出番が無い。その立場が不満なのかタマに使おうとするとすっげーデカイ玉になっている。料理に役立つというより『滅多に連絡を取らない故郷の親にたまには電話をしよう』とか『好きなんだけど滅多に着ないTシャツカビ生えちゃうから明日着よう』とか日々の生活に気づきを与えてくれるスパイスである。

えっ?使い方を教えろって?そんなの決まってるじゃないかっ!これから出る俺の本を読んでくれ。その前にクラウドファンディングに支援してくれ!新しいTシャツのナイスなリターンも加わって俄然お金を無駄遣いしやすくなったお! FNMNLでまた会えるかは不透明だがモグラたたきのように俺は色んな所にひょっこりはんし続けるぞ!またねー

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奇書『カレー屋まーくんのあなたの知らないスパイスの世界』

期間:~9/24(月)23:59 URL:https://camp-fire.jp/projects/view/74604

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