アメリカの警官がしばしば人種を根拠に捜査を行うという話は周知の事実だろう。ヒップホップにはそういった警官をテーマにした楽曲が数多く存在するが、今回Lil Yachtyが警官によって理不尽な目に遭わされてしまった。
Lil Yachtyは先ほど、「おい、いま白人の警官が車を止めるように言ってきて、この車を買ったときの値段を聞かれた。俺のだと信じてないんだ、なんなんだよ」とツイート。車を盗んだとの疑いをかけられてしまったという。
wow a white cop really just pulled me over just to ask me for the bill of sale on my car because he didn’t believe it was mine. Wtf
— Underdog (@lilyachty) 2018年9月4日
続けて彼は「俺は何も悪いことはしてない。奴は文字通りこれが俺の車だと信じなかっただけなんだ。クソが、狂ってるよ」と怒りを滲ませた。
I️ didn’t do anything wrong. He literally just doesn’t believe it’s my car. Shit is crazy
— Underdog (@lilyachty) 2018年9月4日
後に彼は警察に書類を見せたことで、無事に解放されたようだ。
アメリカの白人警官が有色人種への偏見のみを根拠に理不尽な捜査を行うことは珍しくないが、この件からはLil Yachtyほどの人気ラッパーであってもこのような人種差別に遭遇してしまうというアメリカの現状が窺える。なんとも憂鬱な気分になるニュースであった。