先日、ニューアルバム『Life's a Trip』をリリースしたTrippie Reddがロサンゼルスのラジオ番組Power 106に出演。シカゴ出身のアーティストがなぜ地元にもっと貢献しないのか疑問を投げかけた。
Reddは直近のライブでシカゴに行った時の話をしていた際に、シカゴの病院事情に触れ「シカゴには病院がたった1つしかないんだよ。だから撃たれたとしてもそこに行くしかない。つまり、病院まで40分かかる場所で撃たれたとしたら、治療を受けるまで40分もかかることになる」と現状を明かした。
そして彼はシカゴ出身のアーティストの中でKanyeを引き合いに出し、「シカゴからは沢山の有名なアーティストが誕生しているよね。これはKanyeをディスしようと思って言っているんじゃないんだけど、俺はKanyeが好きだしね。でもKanyeはシカゴに愛情を見せるべきだ。新しい病院を建てるためにシカゴに30ミリオンドル(約30億円)寄付するべきだ」とKanyeにシカゴの支援を求めた。
確かにシカゴというとアメリカのなかでも特に治安が悪いと言われている地域であり、Chiraq(Chicago+Iraq)という造語もあるくらいだ。
しかし、Chance The RapperはSocial Worksというチャリティ団体を作り、地元シカゴに多大な貢献をしている。
同じシカゴ出身のラッパーG Herboに彼はKanyeやJordanよりもシカゴに貢献していると言わしめるほどだ。
だが、逆に考えると、Chanceくらいしか地元に貢献しているアーティストがいないのがシカゴの現状なのかもしれない。いずれにせよ、もしReddの語ったことが本当なら、Kanyeでなくても誰かしらが早急に病院を増やすべきなのは言うまでもないだろう。