Shootダンスの流行とDrakeのフックアップによって一気に巨大な名声を手にしたBlocBoy JB。2018年のXXL Freshmanにも選ばれた彼が、Drakeの名前を借りずに今後のキャリアを続けて行くことについて語っている。
Complexの番組「Everyday Struggle」に出演したJBは、「Drakeが参加した”Look Alive”で大きなヒットを記録して、今後一人でやっていくことに対してプレッシャーを感じるか」という質問に対して、「いや、それはないね。プレッシャーを感じるのは、トップ5に入る曲を作ろうとするからだ」と答え、ヒットしたことによるプレッシャーは無いと説明した。「ラップゲームのトップになりたくても、”トップ5に入る曲を作らなきゃ”と考えちゃダメだ。そうすると、一曲一曲に対して考えすぎてしまうからな。音楽を作ることについてだけ考えていれば良いんだ」と話す彼には、ヒットするような曲を作ろうとする意思はないようだ。
いわゆる一発屋で終わってしまうラッパーは数多く存在するが、JBはあくまで活動を続けて行くことに対してのみ集中しているという。「ショウを続けて、それを楽しむことさえやめなければ金は入ってくるんだ。全ては楽しむことから始まったんだからな。俺は”やった、とうとうラッパーになれたぞ”とは言わない。息子が生まれたときは真剣に考えたけど、それでも俺は金持ちになりたいなんて考えたことはないよ」と語っているように、彼はあくまでラッパーでいることを楽しみたいという。
多額をつぎ込んだジュエリーを次々に作る6ix9ineなど、若い内に大きなヒットを飛ばしたラッパーは過度なフレックスをする者も多いが、BlocBoy JBは若手のラッパーの中でも珍しく謙虚な姿勢を保ち続けている。ブレイクして以降のキャリアを真剣に考えなければラッパーが長く活動を続けて行くことは難しいが、彼はこのまま活動を楽しみつつキャリアを重ねることが出来るような気配を感じさせる。BlocBoy JBが登場した「Everyday Struggle」のフルバージョンは以下から視聴が可能だ。