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ロシアのパンクバンドPussy Riotがワールドカップ決勝戦に乱入

日本でも大変な盛り上がりを見せたロシアW杯だが、フランス対クロアチアの決勝戦のさなか、ロシアのフェミニズムパンク集団Pussy Riotのメンバー4人が突如ピッチに乱入した。

警官のコスチュームに身を包んだ4人はフィールドを走り回り、選手とハイタッチをするなどのパフォーマンスを行なった。

決勝戦の終了後まもなく、グループはTwitterやFacebookで声明を発表。警官による不当逮捕への抗議や政治犯の解放を要求し、また決勝戦の行われた7月16日が旧ソ連の詩人であるドミトリー・プリゴフの11回忌だったことから、警察官や権力に対する痛烈な批判を行なった彼に対するオマージュとして警察官に扮したことを明かした。

また、Pussy Riotは乱入前に収録したと思われるビデオを公開し、先述と同様の要求を行なっている。

Pussy Riotは2011年より活動を開始し、一貫してプーチン大統領に対する抗議を続けてきたことで知られている。2012年にはモスクワの赤の広場にてゲリラ演奏を行い当局によって不当に逮捕されたため、彼女たちの解放を要求する声が欧米の様々なアーティストらによって上がったことも話題となった。
賛否両論のある今回の乱入行為だが、プーチン大統領も観戦していたという決勝戦でこのような命懸けのパフォーマンスを行なった勇気は賞賛に値するだろう。SNSでは現在#PussyRiotTrueWorldChampion(Pussy Riotが真の世界王者である)というハッシュタグが流行している。

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