最近だとPusha-TとDrakeなどヒップホップの世界にビーフは付きものである。しかし、ビーフをするのはラッパーだけではないようだ。
アメリカのプロバスケットボールリーグNBAのLAレイカーズに所属するLonzo Ballが同じレイカーズに所属するチームメイトKyle Kuzmaに対するディス曲"Kylie Kuzma"を発表した。
この楽曲は、BallがKuzmaの父親のこと、シグネチャーシューズをもっていないこと、そしてそれらを含めた知名度の低さをからかうというような内容に加え、Kuzmaのジムでの写真をInstagramに投稿する習慣にも触れており、「俺は毎日筋トレをしているけど、投稿はしない/それと俺は写真を投稿するためだけに筋トレを途中で止めたりなんかは絶対にしない」とBallは嫌味たっぷりにラップしている。
この曲のジャケットにはKuzmaが裸でウエスタン帽のような帽子をかぶっている本人からしてみれば恥ずかしい写真が使われているが、Pusha-TとDrakeのビーフでPushaがリリースした"Story Of Adidon"を意識しているのだろうか。
Kuzmaも黙ったままではいられなかったようで、BallのInstagramの投稿に対し、
「おまえはPusha-Tじゃない。口答えもしない。俺はただ水曜日を迎えるだけだ。」とコメントし、冷静さをアピールした。
Ballがどの程度真面目にラップのキャリアを歩んできたのか定かではないが、昨シーズンKuzmaの陰に隠れがちだったBallには是非プレーで見返してほしいものだ。
ちなみにLonzo Ballは今年の2月にラッパーとしてのデビューアルバム『Born 2 Ball』をリリースしているので興味のある人は聴いてみてはいかがだろうか。