Lil Wayneが大きな勝利を勝ち取った。Lil WayneとBirdman、Cash Money RecordsそしてUniversal Music Groupの裁判がようやく終わりを迎えたのだ。あわせてLil Wayneは正式にCash Money Recordsから離脱することが発表された。
ことの始まりは2015年にLil WayneがCash MoneyとUniversal Music Groupを起訴したことで、その翌年には自身とCash Money Recordsの傘下であり、Nicki MinajやDrakeも所属するYoung Money Entertainmentのアーティスト達への賃金の未払いを訴えていた。そして昨日、Lil Wayne側の勝訴が確定したというわけだ。
The Blastによると今回の裁判でLil Wayne側が受け取った金額は10ミリオンドル(約10億円)以上といわれている。しかし、Birdmanからの支払いはなくUniversalが全て支払ったとのこと。
Lil WayneとBirdmanは、当時はお互いを“親父”“息子”と呼び合うほど仲がよかった。しかし、2014年にWayneが自身のニューアルバム『The Carter Ⅴ』をなかなかリリースさせてもらえなかったからかTwitterで“俺は囚人だ”とつぶやき、WayneとBirdmanの間にビーフが表面化。そこから裁判とともにビーフも続いていた。
今回、この裁判が決着したことにより、Wayneは『The Carter Ⅴ』をUniversalから直接リリースすることが可能となった。
待望の新作をようやくリリースできることとなったLil Wayneだが、どのような作品となっているのだろうか。期待して待ちたい。