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中国のラッパーBohan Phoenixが88 Risingを批判

中国の成都を拠点とするラッパーでHigher Brothersとのコラボチューン"No Hook"などで話題となったBohan Phoenixが、Twitterでかつては交流のあったプラットフォーム88 Risingを批判した。

Bohan PhoenixはTwitterで、直接は言及していないものの、「アジアのカルチャーにフォーカスする唯一のプラットフォームは、XXXTentacionがカクテルを作るビデオを制作するのに忙しくてアジアのドープなアーティストを紹介しない」と88 Risingを批判した。そして今後88 Risingとは交流しないと絶縁を宣言し、他のアジアのアーティストに対しても「1つのことに全てを賭けるな、自分のことをしろ」と88 Risingに頼りすぎるのはやめるべきだとツイートを締めくくった。

Higher Brothersとのコラボ曲"No Hook"のミュージックビデオが昨年7月に88 Risingからアップしているが、それ以降はBohan Phoenicのビデオは88 Risingにはアップされていない。彼の新作EP『OVERSEAS 海外』は、3月にリリースされておりRyan HemsworthやHarikiriといったプロデューサーに加えHigher BrothersのMaSiWeiは参加しておりアーティストレベルでの交流は続いているようだ。

88 Risingは確かにアジアのアーティストを紹介するプラットフォームを標榜はしているが、元の拠点はアメリカにあり、確かにアジアのアーティストの紹介をカバーしきれているかというと日本も含めそうとはいえない部分もあるのが事実だ。その意味でBohan Phoenixの批判は正当だといえるが、アメリカを拠点とするプラットフォームである88 Risingはあくまでこれまでのスタンスは変えてこないと思われる。だからこそ今後必要なのはアジアの中から、彼らのような影響力を持つことができるプラットフォームを作っていくことではないだろうか。

アメリカのアーティストを経由することでRich ChiggaやHigher Brothersなどアジアのアーティストを世界のシーンに紹介していった88 Risingの方法は、まだ有効ではあると思うが、他の可能性を模索する時がきているのかもしれない。

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