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Diploが文化の盗用についてインタビューで聞かれ「では俺はどんな音楽を作ったらいいの?」と呆れる

Diplo

Major LazerやSkrillexとのユニットなどでも活躍を続けるDiplo。彼は精力的にあまり他のDJが訪問しない地域も訪れ、常に新しい音楽との出会いを探求し続けている。

しかしアメリカの中産階級の白人である彼には、しばしば文化の盗用を行っているという批判がまとわりつく。確かに、彼はM.I.A.へプロデュースを行っていたときにブラジルのファンキ、Major Lazerではジャマイカのダンスホールレゲエや、同グループ最大のヒット曲"Lean On"のミュージックビデオでは、インドのカルチャーを取り込んだ内容に仕上げている。

新作EPを本日リリースしたばかりのDiploの新しいインタビュー記事がGuardianに掲載、そこで彼は文化の盗用の問題について再び口を開いている。

インタビュアーはDiploに対し「どこまでが影響という範囲で祝福されるもので、どこからが文化の剽窃になるのか?」という質問に対し、いささか呆れた口調でこう話す。「おれはこの質問には疲れすぎてうまく答えられない。そんなの気にしてないよ。だったらおれはどんな音楽を作ればいいと思う?」とDiploは返答している。

「アメリカの白人はアパラチア地方の音楽でも作らない限り、文化的資本は皆無だ。おれは自分が育ってきた環境から作られたんだ」と自分は白人ではあるが、レゲエやファンキなどと育ってきた中で自然と接してきたとDiploは語る。さらに「The Clashがブラックミュージックを取り入れて怒ったやつはいなかっただろ」と偉大な先人の例を挙げた。

さらにDiploは「おれはアメリカの中産階級の白人で様々な特権を持っている。だから人々がおれを搾取的だとネガティブなことを言ってくるのはその特権とのトレードだと思っている。安いものだよ」と自身は搾取的だと言われても仕方ない立場であることは理解していると語る。

Diploは自身の探究心についても話しており、「おれは人々が誰もいない場所を探したい。もしレゲエが最もダサい音楽なら、おれはレゲエのアルバムを作るよ」と、人と違うことを常に求めているという。

Diploはこう持論を述べる。「2018年、できる限りのミスをしても問題ない。誰もあなたが作ったダメな曲なんて覚えていない。Justin Bieberがいい例だろ。人々は彼が『Purpose』っていいアルバムを作ったことしか覚えていないよ」

今年Diploはどのようなオリジナルな活動を行っていくのだろうか?彼は最近Mark RonsonとディスコユニットSilk Cityとしても活動していくという。

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