音楽プラットフォームであるBandcampが、昨年までにアーティスト達に2億7000万ドル(約300億円)を支払ったと自身のブログで発表した。
アルバムセールスが前年比16%増、トラックセールスが前年比33%増というようにデジタルサービスは軒並み売り上げを上昇させ、マーチャンダイズのセールスも前年から36%増加した。さらに、フィジカルサービスにおいてもレコードセールスが前年比54%増、カセットセールスが前年比41%増、そしてCDセールスが前年比118%増というように、売り上げを伸ばした。
Bandcampの約3500のレーベルの収入も前年から73%増加し、そして今では60万以上のアーティストがBandcampで作品を売っている。
CEOであるEthan Diamondはまもなくサービスを始めて10周年を迎えるにあたり、Bandcampのミッションとしてブログにこう綴っている。「私たちは音楽プラットフォームを公園のような場所、アーティストにとっては公平で透明な報酬を得られる場所、ファンにとってはファン達のミュージックライブラリと同じように音楽を聴ける場所にしたい」
Bandcampはインディーアーティストにとってこのまま素晴らしい“場所”となることができるだろうか。