ミシガン州出身のラトビア系移民で現在はLAを拠点にするアーティストのArtemが、Rushmoreが主宰するロンドンのインディーレーベルTrax CoutureからEP『Body of Work』をリリースする。
EPにはArtemが強い影響を受けたアンダーグラウンドなテクノサウンドを背景にしつつも、現在のメインストリームなヒップホップやR&Bのシンプルで華麗なグルーヴも取り入れられており、まさにアンダーグラウンドとメインストリームの橋渡しになるような作品となっている。
ミシガンで生まれ育ち、NYでテクノシーンに傾倒し、現在はLAで自身の音楽と向かい合うArtemがEP制作にあたり影響を受けた10曲を教えてくれた。
Artem - 『Body of Work』に影響を与えた10曲
1. 下田逸郎 - "アイ クライド"
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数年前にこの素晴らしいアーティストを発見してから、いつもこの曲に引き込まれている。
2. Marvin Gaye - "I Want You"
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おれのMarvin Gayeのフェイバリットチューン"I Want You"をMarvinが制作している映像だ。ソファに横たわって、バンドと共に曲を作っているムードは、おれのEPにも通じるね。
3. 石川セリ - "パノラマ・ヘヴン"
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ラップ・スティールギターを使っているところが、この曲は最高なんだ。おれも結局"Run"でラップ・スティールギターを使ってしまったよ。
4. Sven Torstenson - "pastoral soft breeze"
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この曲のパワフルなんだけどドラムが全く使われていないという点は、おれの作品に大きなインスピレーションとなったよ。
5. Sevdaliza - "Marilyn Monroe"
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彼女のトラックは彼女のボーカルを素晴らしくするためのスペースがあるよ。おれはミニマルなトラックで弱々しいボーカルだけど、リスナーが感情を聴き取れるようにちゃんと立っている曲が好きだ。
6. Liquid - "Sweet Harmony"
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この曲は12歳からおれのフェイバリットトラックだよ。インターネットのUKの変なダンスミュージックプレイリストみたいなところで見つけて、そこからぞっこんだね。おれはブレイクビートにピアノと美しいボーカルサンプルがうまく乗っている曲に、めっぽう弱いんだ。
7. 3 Of A Kind - "Babycakes"
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ロンドンで一夏を過ごした時に、紹介してもらった曲だ。ポップスとUKガラージの完璧なミックス。
8. Massive Attack - "Unfinished Sympathy"
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Massive Attackは最高だ。この曲はスーパーパワフルなビルドアップがされているし、彼らが使っている全ての音が好きだね。
9. Arthur Russell - "Arm Around You"
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Arthur Russellは神。彼の曲の中でフェイバリットなものの1つだね。この曲のシンプルなプロダクションのやり方と彼の生々しいボーカルの処理が好きだ。とてもインスパイアされる。
10. Rauw Alejandro - "Donde ?"
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去年グアテマラで音楽の仕事をした時に聴いた曲で、今日までこの曲に溶かされているよ。ダークでセクシーなトラック、そして彼のボーカルが完璧に浮遊しているよ。
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Artem - 『Body of Work』