ファッションマガジン『i-D』のインタビューにCardi Bが登場。「アメリカを動かすのはマイノリティの人々だ」と語った。
ロンドン発のファッションカルチャー誌『i-D』のインタビューにCardi Bが登場。フェミニズムの重要性や社会格差などの問題について言及。彼女は「マイノリティの人々が成功することをアメリカの中流階級が恐れている」と述べた。
若いラテンアメリカ系の女性であり、過去にはストリッパーをしていたこともあるCardi B。そんな彼女が、現在はチャート1位に輝き、2500万人のフォロワー持っている。同インタビューで彼女は「私のような人間が成功することを人々は恐れている。だから私達を卑下する」と発言した。「マイノリティの持つ知恵が怖いんだ。何度も私たちはルールを壊してきたからね」とのこと。
今、メインストリームに一番大きな影響を与えているのは、ヒップホップと、黒人などの有色人種であるとCardi Bは主張。「アメリカの音楽チャートを常に見てるよ。ヒップホップはいつもそこにある。私達が音楽業界を支配している」と指摘。そして「ファッションの世界も支配している。ファッションショーで歩く白人の女からファッションが生まれるならどうでもいい。みんな本当に欲しがるのは、有色人種が着た瞬間だ。私達が常に影響を与えてきた」と言及。音楽業界もファッション業界も白人ではなく、黒人を始めとする有色人種が動かしてきたのだとCardi Bは語った。
マイノリティには国を動かす力があるが、トランプ大統領や共和党支持者がマイノリティにそう思わせないようにしているとCardi Bは考えているようだ。「ドナルド・トランプのような人間は、いつも私達に力が無いと思わせようとしてくる」と彼女は嘆くが、「でも大丈夫。私のような女は本当のことを分かっているから。政府や共和党が私達には何も無いと思わせてくるが、私たちには必ずある。私達が全てを動かす。私達が影響を与える」とマイノリティの人々に対してメッセージを送った。
これまでも度々、恐れること無く社会問題について言及してきたCardi B。先日、国歌斉唱を拒否し追放されたアメフト選手を支持する発言もしている。