お金を持っていると誇示することがステータスに繋がるラッパーの「ボースティング」という文化。Redmanが最新のインタビューでラッパーの金持ちアピールについて語り、「本当にお金を持っている人は、お金持ちを自慢しない」と発言した。
現代のラッパーたちは、たくさん稼いでいることを誇示し、お金を自由に使っていることをいつもアピールしている。JAY-Zが昨年、札束でアピールするポーズを非難したことで論争にもなった。JAY-Zは札束を耳に携帯で電話しているようにあてる「マネーフォーンポーズ」について"The Story of O.J.”の歌詞で言及。JAY-Zが「マネーフォーンポーズ」を非難したことを、現代のヒップホップシーンに対する批判と受け取ったラッパーも多かった。
『Hip Hop Motivation』のインタビューに登場したRedmanが、このラッパーの金持ちアピール問題について語った。「本当にお金をたくさん稼ぐ人は、お金を誇示ししている人達じゃない。金持ちアピールしてても実際に金持ちなのはボクシングのフロイド・メイウェザーぐらいだ」とRedmanは言う。
Redmanはさらに「俺が投資して稼ぐなら、もっとデカい規模で考えたい。孫の分まで稼げるような。ベンツや宝石を買うだけのお金じゃなくてね。金を見せびらかす奴らは、金のないやつだ」と主張。
「いろんなものに自分の名前を載っけても『あーその名前は見飽きた』と言われるだけだ。だから俺達は90年代のときのように働き続けて、90年代のときのようにライブをやり続ける」と語るRedmanはエンドースメント契約も慎重に選んでいるようだ。それは長期的に考えた時に、自分の築き上げたブランドを傷つけないためとのこと。
「自分のネームブランドを高いレベルに保つためには、ふしだらにエンドースしすぎないことだ」と彼は若手のアーティストに向けてアドバイスした。
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