Migosが新アルバム『Culture Ⅱ』をリリース。メンバーのQuavoもビート制作に参加したことで話題となったが、それは偽りの可能性があることが発覚。Quavo名義でクレジットされている楽曲”Movin’ Too Fast”のビートを制作したと主張する人物が告発した。
ここ最近のヒップホップ界での一番の話題と言えば、数日前にリリースされたMigosのアルバム『Culture Ⅱ』と、彼らの来日発表だろう。昨年リリースされたアルバム『Culture』の続編にあたる、今回の『Culture Ⅱ』はDrakeや21 Savage、Gucci Maneなどを始めとする豪華ゲストが参加。ビートも錚々たる面子が制作しているのだが、メンバーであるQuavoがビートを提供した楽曲もあると発表された。
しかしアルバムリリース後に、プロデューサーJSDGがMigosを告発。今回のアルバム『Culture Ⅱ』に収録されている楽曲”Movin’ Too Fast”はQuavoのみしかクレジットされていないが、あのビートはJSDGがMANNYFLEXXというプロデューサと共同制作したものであると訴えている。
ブルックリンに住むプロデューサーJSDGはInstagramに「今朝起きたらMigosが自分のビートを盗用していることに気づいたよ」と投稿。「勘弁してくれ。Quavoはイカれてる。お前がビートを作れるなんて初耳だ。次に作るビートはどんなのになるんだろうな?」と、怒りを露わにした皮肉を続けて投稿した。InstagramのストーリーでもJSDGは「メールでちゃんと俺の情報を伝えたのに、奴らはHuncho(Quavo)をクレジットした」という文と共に、過去にMigosのOffsetにメールでビートを添付して送信した証拠画像を載せた。これらの投稿は現在は削除されている。
TwitterでもOffsetに「ビートを添付したメールをお前が開封したのは分かっている」とリプライを送っている。しかし、こちらのツイートも現在は削除されている。
InstagramやTiwtterにJSDGが投稿したポストが削除されていることや、Migosが未だこの告発について何も発言していないことから、真偽の程は不明。JSDGがInstagramへ投稿した最新の情報では「『Culture Ⅱ』の"Movin’ Too Fast"をプロデュースしたのはJSDGとMANNYFLEXX。現在ちゃんとプロらしく適切に対処中だ」と述べているので、Migosの三人とは冷静に話し合い解決に向かっているのかもしれない。