近年ここ日本でも女性のためのアドルトビデオなどの需要の高まりが指摘されているが、アメリカのポルノ動画サイトPornhubは、昨年のサイト内を最も象徴するワードが「女性のためのポルノ」だったと発表した。
Pornhubのサイト上での「女性のためのポルノ」というワードの検索数は2016年から359%もアップしており、同サイトのセクシャルウェルネスセンターの医師であるLaurie Betitoは「2017年は女性が自身の欲望をよりオープンに表現できるようになった年だったようだ」と述べている。この背景には#metooムーブメントなどの広がりもあるとみられている。
2017年のPornhubの合計訪問者数は285億人で、検索された回数は250億回に上る。昨年を象徴するワードでは大人向けアニメである『リック・アンド・モーティ』が2位、爆発的に流行ったフィジェットスピナーが3位、また日本生まれのワードとしては「Hentai」が6位にランクインした。
また同じくポルノ動画サイトのxHamsterのレポートによれば、女性の訪問者数は昨年よりも2.4%増加し、サイト全体の訪問者数の26%が女性であるという。これまで男性のためのものとして捉えられてきたポルノの概念が、アメリカでは劇的に変化しているとみて間違い無いだろう。