イギリスでは近年、クラブミュージックシーンにしっかりと根付いていた、クラブがことごとく閉鎖されてしまっている。
例えばFour TetやFloating Pointsなどがレジデントを務めていたPlastic PeopleやCableなどが閉店、スコットランドはグラスゴーのビッグベニューのThe Archesもついに閉鎖された。そうした現状について、スコットランド出身のトップDJ、JackmasterがNMEのインタビューに答えている。
Jackmasterは自身が最初にクラブに行くきっかけとなった、The Sub Clubなどに触れ、「そうしたシーンに根付いたクラブがなければ、クラブミュージックシーン全体が終わってしまう」と警告を発し、こう続けた「そうしたクラブは自分たちの命の源泉だ。グラスゴーのThe Sub Clubがなければ、おれ自身もこのような活動は確実にできていないだろう」
ロンドンなどイギリスの各地では違法薬物問題などをきっかけに、警察のクラブ側への圧力が年々強くなっており、さらに高騰する家賃の問題とともに、営業できなくなってしまうクラブが増えている。ロンドンのそうしたベニューは2007年の店舗数から35%も店がなくなってしまっている。