Vic Mensaがラジオ局『HOT97』のインタビューに出演した際に、Kanye Westとの関係、彼の作曲について語った。
Kanye Westとは曲”Wolves”でもコラボしているVic Mensa。公開された『Hot97』の約1時間のインタビュー動画内でVic Mensaは、Kanyeとスタジオに入ったエピソードと、Kanyeの作曲プロセスについて言及した。Vic Mensaによると、Kanyeは彼を囲む人々の一番ベストな部分を集めて曲を作っているとのこと。Kanyeをラッパーとして評価する時、多くの人がゴーストライターに疑惑で彼を避難するが、Vic MensaはKanyeは中心に立ち指揮者的な役割であると、彼の作曲方法を支持した。
実際のどのように一緒にスタジオに入ったのかをVic Mensaは詳しく説明した。スタジオ内でKanyeがビートを流すと、複数人でマイクを囲んでフリースタイルを行った。フリースタイルをして様々な言葉やフロウが飛び交い、それについて一歩後ろで見ているKanyeがアドバイスなどをしながらアイディアを固めていくようだ。
フリースタイルでのVic Mensaのアイディアを気に入られ、Kanyeのアルバム『The Life of Pablo』の制作初期段階を手伝うことになったようだ。「フリースタイルは俺のラップの基礎。思いついたフレッシュなアイディアをどんどん出していくことができる」と、フリースタイルをさせてアイディアを集めるKanyeの作曲方法は、仲間と楽しくフリースタイルをしてきたVic Mensaと相性が良いらしい。
この手法を聞くとKanyeはゴーストライターに頼りすぎだと感じるかもしれないが、Vic Mensaは「Kanyeの曲でいちばん重要な役割を果たしているのはKanye本人。Kanyeの作ってくる、詞を入れる前の状態がすでに一番ドープだ」と、あくまでKanyeの曲はKanyeが中心であり、クリエイティブな作業をしていると強く主張した。
約1時間のインタビューでは他に、Chance, The Rapperとの関係やDJ Academicsに対して怒った理由などについても語った。インタビューはこちら