7/10でFrank Oceanのファーストアルバムにして名盤『Channel Orange』リリースから、5年が経った。
未だ色褪せない輝きを放つ、この名盤についてGeniusが興味深い事実を伝えている。
それは同作の中でも屈指の人気曲“Thinkin Bout You"は、実は当初別のアーティストのために書かれたものだったということ。
同曲はBridget KellyのEP『Every Girl』に収録するため、2011年にKelly側がOcean側にアプローチした結果得たトラックだった。同曲はKellyのEPでは"Thinking Bout Forever"というタイトルになる予定だった。
しかしOceanが自身のTumblrでデモバージョンをアップしたところ、豫想以上の大ヒットになってしまった為、正式にシングルとして“Thinkin Bout You"をリリース。
Oceanのリリース後にKellyも"Thinking Bout Forever"を収録したEPをリリースした。
本来ならKellyのリリースが優先されるべきだが、Kelly自身はOceanに対し怒ったりなどはしていないという。Sirius XMとの5年前のインタビューでKellyは「彼があの曲を書いた。そして彼は彼のボーカルを持っている、だから彼はやりたいようにすることができるのよ」と話している。
Kellyが寛容な態度でなければ、Oceanの名曲は正式なものにはなっていなかったかもしれない。