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シンセサイザーの元祖と呼ばれるMinimoog Model D再発版が一年経たずに生産中止

シンセサイザーの父と言われているロバート・モーグ博士が生み出したシンセサイザーMOOG。その伝説的名機であるMinimoog Model Dが昨年から再生産を始めて復活を遂げたのだが、早くも生産中止が発表された。

Minimoog Model Dの再生産モデルは、1970年に発表されたオリジナル機の見た目そのままで、MIDIやピッチベンドなど現代に合わせて改良されたモデルとなっている。

MOOG社によると、シンセを作るためのパーツの在庫を予想より早く消費してしまったとのこと。
そしてこの$3,749の再生産モデルがリリースされたタイミングで、Behringerが$299のMinimoogのクローン機を発売したり、Rolandが$499のシンセSE-02を発表し、廉価版のような商品が立て続けに現れたことも理由なのかもしれない。

MOOGが生産を中止したことで、シンセ業界の主権争いはまたBehringerとRolandの一騎打ちとなってしまった。

生産中止は発表されたが、Minimoog Model Dの再生産モデルは今でもMOOGの公式サイトや楽器の通販サイトで購入可能である。

Kanye West、JAY-Z、Travis Scottのレコーディングプロデューサーを務めたMike DeanがMinimoog Model Dの生産終了を記念して、Model Dを使って5時間でトラックを作った様子を撮影した動画がこちら

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