Young Thugが6月にリリースしたニューアルバム『Beautiful Thugger Girls』。ボーカルアルバムというコンセプトの元、Drakeがエグゼクティブプロデューサーとして参加した話題作だ。
そのアルバムに参加していたプロデューサーJUDGEをご存知だろうか?
JUDGEはアルバムのラストを飾る高揚感あふれる1曲"Take Care"を手がけたプロデューサーだ。
ほとんどの人が初めて名前を聞いたかもしれない。彼はこのアルバムで夢をつかんだからだ。Pigeons & Planesの取材によれば、彼がYoung Thugのアルバムに参加するきっかけはTwitterだという。
18歳からプロデューサーとしての活動をスタートさせたJUDGE。新人プロデューサーの定型としてSoundCloudでビートを公開し、ローカルのアーティストに売り始めたJUDGEはLil AaronやBONESにもビートを提供するようになり、徐々に台頭していったが、まだメインストリームのアーティストへのビート提供はしてこなかった。
そのチャンスが巡ってきたのがあるTwitterのフォロワーの存在だ。Young ThugやFetty Wapなどが所属する300 EntertainmentのA&R、Geoff Ogunlesiがフォローしてきたのだ。
そしてGeoffはJUDGEのビートを気に入ったということで、ビートを送るようにオファーしてきたのだ。そして担当していたアーティストのYoung ThugにJUDGEのビートを使用してもらいたいと話してきた。
しかし中々ビートがYoung Thugに使用されることはなく、75~100曲分くらいのビートをGeoffに送ったとJUDGEは明かしている。
今年5月にGeoffはビートをキープしてほしいとJUDGEに電話してきたが、これもよくあることだったので、特に気も留めなかった彼はある日Young ThugのInstagramを見て、びっくりすることになる。
SOGOOD ;,,,,,) pic.twitter.com/sEKTxOgjNa
— JUDGE (@judgebeats) 2017年5月4日
なんとThugがJUDGEのビートを使用した楽曲をストーリーでプレイしていたのだ。上の動画でのJUDGEの喜びをご覧いただきたい。実際にアルバムがリリースされるまで彼が"Take Care"を聴いたのはこれが最後だった。
JUDGEが最後にアルバムに収録されると気づいたのは、SoundCloudにアップされていた"Take Care"のビートが、権利侵害で削除されていた時だと話している。
プロデューサーやラッパーはどんなフォロワーがいるかチェックしておいた方が良さそうだ。