Prodigyの死の衝撃は、静かにだが広がり続けている。中でもMobb Deepの相棒であるHavocに与えたショックは計り知れないだろう。沈黙を守ってきたHavocがTMZの取材に答えている。
HavocはProdigyが持病を持っており、常に病院に行っていたので入院自体は驚かなかったと振り返っている。「いつものようにじゃないけど、20年間おれたちはこういう風にやってきたんだ。Prodigyは入院する、それで3日間くらい休むと、彼は復活してたんだ」とHavocは、今回のラスベガスでの入院もProdigyにとって「いつものこと」だと思っていたと明かしている。
ラスベガスでのライブを終えたHavocはProdigyを残し、NYに帰ってからも毎日本人とマネージャーに電話をかけ体調の報告を受けていたという。その話によるとProdigyの体調は良くなっていっていたという。
なので子供の卒業式の日に、誰かが電話してきて「Prodigyがラスベガスの病院で亡くなったと聞いた」と言ってきたときも、Havocは奇妙な噂に過ぎないと感じたと振り返る。
「今、奴は病院にいる。けどおれは奴が死んでないことを知ってる。奴は毎度病院に行ってるじゃないか。噂なんてそんなもんだ」とHavocは噂を笑い飛ばしていた。
しかしHavocはマネージャーに電話した、もしくは電話がかかってきたのを覚えていないと振り返る。それは結果が彼が思ってもいない最悪のものだったからだ。「マネージャーはこれまで聞いたことがないほど泣いていて、おれは電話を切るしかなかった」
その一報を聞いたときHavocは子供を学校に送る途中で、ひどく取り乱し事故を起こしそうになるほどだったという。そして今現在もHavocはMobb Deepの楽曲を聴ける状態ではないという。
最高の相方を亡くしたHavocの心情は察するに余りある。