先週末、ラスベガスで3日間に渡り開催されたダンスミュージックフェス『EDC』。アルバムリリースも控え、現在人気急上昇中のDJ Khaledも出演したのだが、予想外なことに彼のステージは観客からの大ブーイングを浴びることになってしまった。原因は機材トラブルにより音が途切れたり、セット自体を短くすることになってしまったこと。これに対してDJ Khaledは今回の機材トラブルはEDC側の人たちのミスであると主張した。
DJ KhaledはInstagramに観客が彼の名前をコールする動画とともに「出演時間を削られ、バックステージで1時間半も待たされた上に、音は何度も壊れて途切れた。しかしファンの声が聞こえたからステージに上がった。プロモーターもサウンドマンも仕事を全うしてくれないがファンのために俺はいる」と投稿。
さらに続けて彼はもうひとつInstagramに投稿。「奴らが何度も俺のサウンドを妨害した。”奴ら”はちゃんとセットのために音を出してくれず、俺は無音の中ステージに立たされた。やっと音が出るようになったら、セットを短くしろと言う」と怒りをあらわにした。しかし続けて「カルフォルニアとラスベガスのファンがここにいる」と、それでも見ていてくれたファンに感謝の言葉を述べ、"Calfornia Love"を観客の前でプレイする動画を投稿した。
残念ながら、ラスベガスはカリフォルニアではなくネバダ州なので、このメッセージは少し的外れであるとファンに指摘されている。
こちらはファンが投稿したDJ Khaledのステージに向かってブーイングが飛び交う映像
@WORLDSTAR DJ KHALED GETS BOOED OFF STAGE AT EDC ? he says "DJ KHALED" , the people scream "Yellow Claw" ? I'm dead pic.twitter.com/Wo8WIKCFVi
— Nick (@k8terh8ter) 2017年6月19日
この日はEDCフェスの最終日であり、他にもYellow Claw、Flux Pavilion、Marshmello、 Metro Boomin、Paul Oakenfoldなども出演した。他の出演者のステージでは機材トラブルは起こらなかったので、DJ Khaledが故意的に音を止められたと訴えたくなるのも分かるが、EDC側はまだ今回のDJ Khaledのステージについてオフィシャルなコメントをしていない(小林一真)