イギリスのマンチェスターで起こった爆破テロ事件後、被害者への支援を行ったアリアナ・グランデの行動を称え、マンチェスター市はアリアナに名誉市民の称号を贈ることを検討している。
先月22日にマンチェスター・アリーナで行われたアリアナ・グランデのコンサート公演直後に会場で起きた爆破テロ。23人の死者と119人が負傷した。その翌々週にアリアナは再びマンチェスターを訪れ、犠牲者の家族や被害者への支援を目的としたチャリティーコンサート「One Love Manchester Concert」を開催。ジャスティン・ビーバーやケイティ・ペリー、Black Eyed Peasなども出演し、5万人を動員。£300万以上の収益を全額英赤十字へ寄付した。
マンチェスター市議会はアリアナの市への貢献を称え、彼女をマンチェスターの名誉市民の第一候補としてあげている。そのためにマンチェスター市に大きく貢献した人物を表彰する制度を新たに設ける準備をしているとのこと。
マンチェスター市議会のリチャード・リース議長は「多くの市民はすでにアリアナ・グランデを名誉市民として考えている。これは市の暮らしと成功に多大に貢献した人を表彰するための制度を設ける良い機会になる」さらに「今回の悲劇に対して憎悪や恐怖ではなく、愛と勇気で立ち向かったマンチェスター市を誇りに思う」と語っている。
さらにマンチェスター市議会は今年中に、今回の事件直後に共同体意識を持って行動してくれた偉大なる人たちを表彰するイベントも計画中であることも発表した。
名誉市民を表彰するという、新たな制度の提案は来月22日に行われる次のマンチェスター市議会の本会議に持ち込まれるとのこと。