ハトといえば、人では時間がかかる地域に手紙を配達したりする伝書鳩が有名だが、その特性を活かして違法ドラッグの密輸役に使われていたハトが中東のクウェートで発見された。
クウェート軍が一羽のハトを捕獲した際に、そのハトが178粒の錠剤を背中に背負っていたことが判明した。
Shocking images: Traffickers use pigeon to smuggle drugs into #Kuwait https://t.co/yl1Ri2xVHk pic.twitter.com/oFGWwX07N5
— Al Arabiya English (@AlArabiya_Eng) 2017年5月23日
この錠剤はうつ病の治療に用いられる一方、乱用すると危険なため麻薬にも認定されているケタミンであることがわかった。クウェートの地元紙の記者によれば、これまでも軍は密輸者がドラッグの輸送にハトを使っているのはわかっていたものの、実際に密輸に使用されていたハトを捕獲するのは初めてだという。ハトに事情聴取をしても絶対に口を割る心配はないし、密輸者にとっては好都合なのかもしれない。