シンセサイザーやキーボードを制作しているイギリスのメーカー、Novation社からリリースされている、iOS向け楽曲制作アプリの『Blocs Wave』の無料版が配信開始された。
2016年にiOS用としてリリースされた『Blocs Wave』は600円の有料アプリであった。今回の無料版は同じ機能を使用できるが、ループ素材やサンプルパックを拡張機能としてアプリ内課金で販売。
サンプラーアプリである『Blocs Wave』はループ、ボーカルや楽器のレコーディング、サンプリングしたサウンドの細かい編集など、トラック制作に必要な様々な機能が詰め込まれている。シンプルな操作画面と、場所を問わず気軽にどこでも楽曲制作できるこのアプリは、自分の身の回りにある好きな音を取り込み、思いついたアイディアをすぐに楽曲にできるようになっている。
タッチ操作で直感的にリアルタイムでコントロールできるため、ライブパフォーマンスでも大活躍する。
新しいループ素材やサンプルサウンドのライブラリも新たに追加されている。さらに同じくNovation社からリリースされている人気リミックスアプリの『Launchpad』と同期できるため、自分だけのサンプルパック作成や、ワンタッチでふたつのアプリを行き来することが可能。『Blocs Wave』で作成したサウンドを即座に『Launchpad』でリミックスすることでさらにライブパフォーマンスの幅を広げることができる。Blocs waveで音を作ってLaunchpadで使用してのライブ動画もアップされている。
ヒップホップ、テクノ、ポピュラー、インディーズ、など様々なジャンルと相性が良いこのアプリ。昨年リリースされた時からすでに初心者から音楽プロデューサーレベルまで幅広いユーザーが愛用していたが、今回無料配信されることでさらに人気のアプリとなるだろう。『Blocs Wave』を使用する有名アーティストや、このアプリを通して新たなトラックメイカーが登場するのが楽しみである。
『Blocs Wave』のダウンロードはこちらから。