2014年からNHK Eテレで放送されている、『ニッポン戦後サブカルチャー史』の書籍化第2弾となる、『NHKニッポン戦後サブカルチャー史 深掘り進化論』が4/27に刊行される。
戦後70年を10年ごとに区切り、映画・音楽・漫画などジャンルを横断しながら読み解いていく前作を引き継ぎ、『NHKニッポン戦後サブカルチャー史 深掘り進化論』では、女子高生、SF、深夜テレビ、リズム歌謡、ヘタうま、ストリート・カルチャーなどが俎上にあげられる。
メイン講師・宮沢章夫に加え、各界の第一人者が参加。圧倒的な専門知識を背景にした分析で、膨大な「固有名詞」を線によってつなげ、それぞれの領域において新たな地平を浮かび上がらせる。
宮沢章夫が、序章でひとまず「サブカルチャー とは何か」を定義。それに続く講師陣は、ときに共振しながら、ときに宮沢の定義から逸脱しながら、独自のサブカルチャー論を展開。複眼的な視点から、サブカルチャーの歴史、戦後文化史をを明らかにしていく。
Info
『NHKニッポン戦後サブカルチャー史 深掘り進化論』
【目 次】
序 章 サブカルチャーについてもう一度考えてみる............宮沢章夫
第 1 章 ニッポン女子高生史.............................................番組制作班
第 2 章 SF は何を夢見るか? ..........................................大森 望
第 3 章 深夜テレビの背徳................................................泉 麻人
第 4 章 ラテンも日本人のリズムだ....................................輪島裕介
第 5 章 ヘタうま――アートと初期衝動..............................都築響一
第 6 章 ストリート・カルチャー――他者と出会うために......宮沢章夫
(構成/さやわか)
定価:本体 1,800 円+税、A5 判並製、224 ページ+カラー巻頭口絵 8 ページ、 4 月 27 日発売(Amazon4 月 25 日)、ISBN: 978-4-14-081686-8 C0095 ¥1800E
◇実用性を高めるために、各章にそれぞれ、関連年表(4~6 ページ)、推薦作品ガイド(書籍、映画、音 楽、演劇/8~16 作品)、そして注釈を付しました。 ◇巻頭のカラー口絵ページ(観音開き)には、各章の議論をもとにして作製した、「ニッポン戦後サブカ ルチャー史関連相関図」も。