Chance The Rapperのシカゴへの最近の貢献は素晴らしいものがある。予算の危機が叫ばれているシカゴの公立学校に対し1億円の寄付を行い、Chanceの行動に感化されたNBAのシカゴ・ブルズも1億円の寄付を決めるなど、あくまでもパーソナルな動きをしつつ、それがシカゴのコミュニティーに大きな影響を与えている。
そんなChanceの動きがきっかけとなり「Chance The Rapperをシカゴ市長に」というキャンペーンがインターネット上でスタートした。
ローンチされたウェブサイトhttps://chano4mayor.com/では現状のシカゴの問題点が指摘され、Chanceは偉大な市長になれると、歌詞を引用しつつプッシュしている。ウェブサイトには「Chanceは世界の舞台でシカゴを代表している。Chanceのおかげでシカゴに誇りをもてる」というメッセージも掲載されている。
サイトの運営者Bea MalskyはSun-Timesの取材に対し「もし彼が立候補してくれた、私たちは本当に嬉しい」と話しつつ、「立候補してくれなくても、もしChanceと同じ考え方を持つ候補者を応援してくれたら、それでも嬉しい」と話している。
ただ実際Chanceが政治的な動きをしていることと、政治家に興味があることは別問題であり、彼は以前「政治的なことは語りたくない」とも述べており、このキャンペーンに対して、どういう思いを持っているかは複雑なところだろう。
現在このキャンペーンのTwitterアカウントには70人程度のフォロワーがいる。