今年、4枚目のアルバムのリリースを控えているバーチャルシンガー、Amber Gの製作チームが一般の人々でもAmberの声を楽曲製作に使用できるソフトウェアをリリースするクラウドファンディングプロジェクトをKickstarterでスタートさせた。
海外メディアによればAmber Gの製作チームはユーザーが歌詞とメロディーを作成し、ソフトウェアにインプットすると、ヴァーチャルシンガーのAmber Gが歌うソフトウェアの開発を急いでいる。製作者であるGrant GrueningerはAmber Gを「自然でエモーショナルな本物のヴォーカルを使いたい時に使って欲しい」と語った。
ソフトウェアには、ピッチの調整、ビブラート、クロスフェイドなどの機能を搭載し、より本物らしいボーカルが使用できるようになる。
Amber Gは紫色のロングヘアーで、青いアイシャドウに、白い肌をした18歳のAIの少女という設定。2000年に元々、制作者のGrueningerがポップスのデモを製作するために作られたものだったが、3ヶ月後にはiTunesでアルバムをリリースするまでになった。
このKickstarterのキャンペーンは3/23にローンチした。目標金額は2万ドルでAmber Gのベーシックなソフトウェアが付くのは180ドルのコースから、音楽プロデューサーとの1時間の個人レッスンや製作などが付く250ドルと500ドルのコースが用意されている。キャンペーンが成功したら、Amber Gのソフトは今年の9月にリリース予定だ。(野口耕一)