ゲイであることカミングアウトしたiLoveMakonnenへのMigosの発言が批判を受け、それに対しMigosが公式の釈明文を発表したということは以前FNMNLで報じたが、先日Billboardで新たなインタビューが公開され、ここで彼らは再びiLoveMakonnenについて言及した。
BillboardのインタビュアーのChris Martinsは、Quavoが完全なホモフォビックではないことは明らかだとし、「性別やジェンダーなんて関係ない。いまは2017年だ、俺たちはみんな生きているんだ。」とQuavoが話していることを伝えている。
しかしながら、Quavoが上のような考えに100%同意しているかについてはChrisは疑問視しているようで、以下のように記事に綴っている。
But he still doesn’t quite seem to get it. “When [Makonnen’s] music came out I thought it was hard, so if he would’ve come out the same way...” He pauses. “I got a record with Frank Ocean [“Slide,” a Calvin Harris track featuring Migos and Ocean]. That closes my case.”
しかし、Migosはこれ(上の発言)を完全には理解していないようだ。「Makonnenの音楽が最初に出てきたとき、俺はかっこいいと思ったんだ。だから、カミングアウトも同じように音楽を通してだったら...」と言いかけて口をつぐんだ。「俺はFrank Oceanと一緒にレコード(Calvin Harrisの"Slide"、MigosとFrank Oceanがフィーチャーされた)を作ったんだ。これが俺のケースに近いな。」
とiLoveMakonnenの話題になり本音(?)が出そうになると、バイセクシャルであるFrank Oceanとのコラボレーションについて強調するようなQuavoの様子を伝えた。
またQuavoは、Migosの音楽が様々な多様性を超えて普遍的なものである、ということも話しており「(白人しかいない)モスクワに行くことも、アフリカに行くことも同じことさ、自分の肌の色や人種なんて気にしていないからね。自分が世界中とつながっているように感じているよ。マイクを握ると、全世界を感じるんだ。」と語った。
また、トランプ政権への反対活動に対しても、「間違ったことを止めるためにみんなが力を合わせていると感じている」と支持を表明している。
Billboardでのインタビューの原文はこちらから読むことができる。
(辻本秀太郎)