先週末の深夜、北西ロンドンのCanonburyでは「上の階がまるでFabricみたいだ!」と住民による警察への電話が殺到していた。宿泊アプリのAirbnbが、今回はクラブイベントを開くために使われたという。
本格的なサウンドシステムやDJ、そしてボディーガードまで用意したこのAirbnbユーザーたちは、借りたワンベッドルームのフラットに入場するためのチケットを作った。結果、ここに押しかけた200人を超える若者たちは道路にまで溢れ出し、近隣の住民たちは警察を呼ぶこととなった。
「サッカーの大観衆みたいだったよ」と話すのは、一つ隣の住人だ。彼はその夜、妊婦の妻と家にいた。「人生で最悪の夜だったね。自分のリビングでかける音楽よりもうるさかったよ。」
はじめ、街議会のメンバーたちが試みたものの止まらなかったこのパーティーであるが、午前3時を過ぎてやっとのことで警官が到着した。しかし、規模が大きすぎて警官もすぐには何もできず、後援を待つことに決めた。近隣住人たちはフラットのオーナーに連絡を取ったが、オーナーは国外に出ており、「ひどく申し訳ないけど、できることが何もなかった」と話していたという。
「上の階はまるでFabricみたいだったわ、低音のビートが絶えずなっていたの。一人の男がDJ機材を部屋に持ち込んでいるのを見たわ。」と、ある女性は話す。
午前4時半を過ぎてから、警官たちはパーティーを中止する作業に取りかかったが、最終的に音楽が鳴り止んだのは午前6時を過ぎてのことだったと報じられている。
ホームパーティを開くにしても規模には気をつけていきたいところだ...。
(辻本秀太郎)