2003年に亡くなったアメリカのジャズ・シンガーであるニーナ・シモンのノースキャロライナ州の生家を歴史的遺産として保護するために、NYのアーティストたちが資金を出し合って購入した。
New York Timesが伝えるところによると、ビジュアル・アーティストのアダム・ペンドルトンや彫刻家でペインターのラッシード・ジョンソン、映像作家のエレン・ギャラガー、抽象画家のジュリー・メアレトゥといったアーティストたちはニーナ・シモンの生家を1400万円で購入。アーティストたちは「アートとしての行為でもあるが、政治でもある」とコメントを発表している。
アダム・ペンドルトンは「私たちはニーナ・シモンの生家を購入して何をしようとはまだ何もアイディアがない状況です。しかしながら<ニーナ・シモンの重要で複雑な遺産をどのように名誉として評価するのか、というような難しい問いに取り組むのはアーティストだと考えています」と答えている。
New York Timesのサイトではニーナ・シモンの生家の360度動画が公開されている。