Spotifyがリスナーの現在地の天気を利用してプレイリストを生成してくれるサービス「Climatune」をローンチした。1000以上の気象台の情報をもとにプレイリストを生成するプロジェクトに数年間を費やし、先日公開となった。
Spotifyのデータ・リサーチャーのIan Andersonは「世界の大都市では晴れた日にはハッピーな音楽が流れるようにチューニングしている」とSpotifyのブログで語る。
雨の日は逆にゆっくりとしたアコースティックの音楽が多くセレクトされ、雪の日はインストルメンタルの曲が多くセレクトされる。
そして特定の都市では、天候によって人気になる曲があるという。例えば、晴れた日のコロラド州デンバーではEstelleの"American Boy"やシンディー・ローパーの"Girls Just Want to Have Fun"が人気になる。またロサンゼルスの雨の日にはLukas Grahamの"7 Years"がやgnashの"i hate u, i love you"が多くの人に聴かれるという。
ヨーロッパは晴天がより大きな影響を人々に与えるが、イギリスではまた違った影響が見られる。イギリス・リーズでは曇りの日によりハッピーな曲が聴かれるが、リバプールとマンチェスターでは雪が降るとよりエネルギッシュな曲が聴かれるという。
現在はClimatuneでは天候を選択すると、ランダムに都市が表示される仕様になっている。
天候と楽曲のユニークなデータはSpotifyのブログから