トランプ大統領就任、大統領令とアメリカを含め世界中で女性差別やムスリムに対する差別に対して抗議の声は止まらない。データ・ジャーナリストがワシントン女性行進やドナルド・トランプによる #MuslimBanに関連するツイートの統計を分析した。最も使用されている絵文字は拳を突き上げる絵文字であることが判明した。
データジャーナリズム・サイト Prismojiの創始者Hamdan Azharは研究内容を絵文字界のウィキペディアことEmojipediaに寄稿した。
TwitterのAPIを利用しAzhar氏は6万ツイートを分析。ハッシュタグ #NoBanNoWall、 #NoMuslimBan、 #NotMyPresident、#TheResistance、#WomensMarchのツイートに含まれる絵文字をグラフに表した。
その分析結果からハート(❤️️)、涙を流して笑う顔(?)、アメリカの国旗(??)、拳(✊)が最も使用された絵文字であることが判明。#BlackLivesMatterでは拳が最も使用されている。
ハッシュタグと絵文字の組み合わせによって、より深い感情やムードの洞察が導き出される。例えば #NotMyPresident というムーブメントは落胆と怒りという感情が伴い、ワシントン女性行進 #WomensMarch では、自己決定と希望のムードが見て取れる。
1990年代に日本で絵文字MoMAに展示され、ポップカルチャーから政治的意思の表明にまで使用されている。Emojiの分析は現代文化から政治までの射程を含む。
特定の日にハッシュタグをつぶやくと自動的に絵文字が出現するカスタム絵文字をTwitter社は提供しているが、Twitterは昨年ドナルド・トランプ陣営のカスタム絵文字リクエストを拒否している。