Kanye Westはドナルド・トランプ新大統領と古くからの友人であり、選挙直後にトランプタワーにトランプを訪問、地元シカゴの治安問題について思いを馳せたという。明日に迫ったトランプの就任式では、数々の大物アーティストにオファーを断られ、正直前任者オバマに比べるとスケールの小さいアーティストがパフォーマンスを行う。
特にラッパーは散々でKanyeくらいしかトランプに好意を寄せていない状況だったのは明白で、結局就任式でもラッパーは誰もパフォーマンスを行わない。しかしトランプ側は唯一の友人であるラッパーのKanyeにはオファーすらしなかったようだ。それはなぜだろうか?
トランプの経済諮問委員を務めるトム・バラックは、Kanyeについて「偉大だし、彼はトランプの友人だよ」と擁護するが、就任式については「Kanyeがパフォーマンスする場所ではない。就任式の人選はパーフェクトで、典型的で伝統的なアメリカ人が揃うだろう。私たちは私たちのプランでやるよ」と元々の候補者にも入っていなかったことを明かした。
しかしToby Keith、Three Doors Down,、The Rockettes、 The Mormon Tabernacle Choir、Jackie Evanchoに比べるとKanyeの知名度は圧倒的だ。
トランプ側はなぜ、Kanyeにオファーしなかったのだろうか。推測されるのはKanyeがパフォーマンス中に、とんでもない発言を行ったり急遽キャンセルしたりするということだろう。
さらにKanyeはツアー中にライブを中断し、精神的・肉体的な疲労で入院して以来公の場でパフォーマンスを披露していないのだ。
これはいくらTwitterで何も考えていないツイートを連発するトランプでも、危険だと踏んだのだろう。Kanyeにとっては、もしかしたら格好の復帰の舞台だったかもしれないし、こちらとしてはどんなハプニングが起きるか楽しみでもあったが、今回はトランプの判断は賢明だったと言えるだろう。