日本でも流行語大賞があるように、もちろんアメリカにもその年の流行語やスラングは存在する。でも流行りすぎると、すぐに使いたくなくなるというのが人情ってもの。今年使ったらちょっと危ないかも...という昨年の流行語を紹介していこう。でもこれは不名誉なことではない。全ては流行りすぎてしまったのが良くないのだから。ではここから今年使うと危なそうな流行語4つと早く死に絶えてほしいと願う1つの言葉を紹介する。
1. Lit
「かっこいい」「やばい」という意から転じて「楽しい」や、「酔っ払う」という意味でも使用される、まさにパーティー好き必須のスラング。Travis Scottは曲のタイトルにも使用しているが、EDM人気プロデューサーのZeddが年明け早々「もう2017年だし、Litっていうの止めない?」とツイートした。
It's 2017.
Can we pls stop saying "lit"?
Thanks.— Zedd (@Zedd) 2017年1月2日
2. skrr/skrt
元は車のアクセルを踏みっぱなしの状態を指すが、そこから人の元から去るなどの意味としても使われている。ラッパーが車のことをラップするときに用いるスラングとして大流行。Kodak Blackの"skrt"が有名だが、最初に使ったのはChief Keefと言われている。語感の良さから、少し無関係なところでもちょっと使われすぎているから、今年はあまり使わないほうがいいかも。
3. Dab
元々はアトランタのヒップホップシーンにあったダンスだが、オリジネイターは誰だかわかっておらず、Skippa Da Flippa、Migos、Peewee Longway、Rich The Kidなどが候補だが、その言葉を流行らせたMigosはSkippa Da Flippaが最初にやり始めたと認めた。Migosの"Look At My Dab"などで流行し、スポーツ界などにも波及し大爆発。その結果昨年6月にはMigos自身が「みんなDabを真似してるから、もう路線を変えるよ」とDabの死を宣言した。
4. Savage
Savage自体は古くからあるスラングで、悪さ、暴力的、クールという意味を持つ。ご存知の通り昨年その名前を持ち、危険なかっこよさを前面に出した21 Savageが大ブレイク。他にもManMan SavageやLotto Savage、Savageという名前はついていないが今年ブレイク確実と言われているDae DaeなどがSavageラッパーとして存在する。しかし21 Savageのコピーラッパー22 Savageやさらにそのコピーラッパー23 Savageや数字付きのSavageが多数出現してしまったため、一気にネタ化の様相を呈している。
5. Post-Truth
実際問題ただの嘘。早くこの言葉が死なないと世界がなくなっちゃうかも。