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今年のマーキュリープライズを受賞したSkeptaのライブをイギリスの新聞がレビュー。しかしそのクオリティが低すぎて炎上

今年のMarcury賞を受賞したグライムMCのSkeptaが出身地の北ロンドンの由緒あるコンサートホールで、凱旋ソロライブを敢行。1万人の前で圧倒的なショーを見せつけた。もちろんメディアもこぞって取材にやってきたのだが、そのレビューの一つのクオリティが低く、炎上している。

先週の金曜日、Skeptaは地元のAlexandra Palaceでライブを行った。チケットは即完売。Skeptaは子供の頃、Alexandra Palaceのスケートリンクで遊んだり、アヒルにエサをやったり、丘を転がったりしていたということだ。

グライム・キングの帰還となった金曜日のライブの様子はBeats1でも公開されている。

多くの人が金字塔的なライブパフォーマンスだったと述懐しているが、Skeptaのパフォーマンスはどうもすべての人を納得させるものではなかったらしい。Evening Standardという新聞のライブ・レビューには驚くべき表現でライブが記述されていた。

「いらいらしたのは、何も事前に準備されていなかったことだ。何度も曲が"リスタート"された」

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グライム・アーティストだけでなくファンたちはこれには大笑い。中には真剣に怒るものも。グライムには、ジャマイカ・レゲエ〜ジャングル〜ドラムン・ベースからの伝統的なコール・アンド・レスポンスの一つである「リワインド(Rewind)」「リロード(Reload)」という文化があるからだ。

Rewindとは途中まで掛けた曲を、キュルキュルキュル〜と巻き戻して、高まったテンションを放出させたり、またテンションを高めていくために用いられる技法だ。もしくはオーディエンス側から「この曲はヤバイから最初からもう一度聴かせてほしい!」という意味でリワインドが要求されたりもする。

筆者はとんだ赤ッ恥をかいてしまったようだ。TwitterではMomentが作られ、すでにミーム化している。

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