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Beastie BoysのAd-Rockが、故MCAの名前がついた公園でのアンチ・ヘイト集会で、ヘイト撲滅を訴える

Beastie Boys

先週の金曜日NYにあるBeastie Boysの元メンバーで2012年にガンで亡くなったMCAことAdam Yauchの名前がついた公園に、ドナルド・トランプを支持するメッセージと、ナチスのシンボルマークである鉤十字が描かれていた。MCAはナチスに迫害を受けたユダヤ人である。これはドナルド・トランプが新大統領に選出されて以降、頻発しているヘイトクライムに同調するものとみられている。

 

そしてこの事件の発覚から24時間たたないうちに、NY州選出の上院議員Daniel Squadronが、事件のあった公園でヘイトに反対する集会を、11/20に開催することを発表。その集会が昨日催された。

集会には500人以上が参加、子供も参加し、鉤十字が描かれていた場所にはハートマークなどがデコレーションされた。

またBeastie BoysのメンバーAd-Rockがスピーチを行い、ヘイト反対の意思を示していく重要性を語った。

Ad-Rockはまず集まってくれた500人以上の人々に感謝を示し、「子供用の公園に鉤十字を描くのはとてもひどい行いだ」と語り出した。「私たちの多くにとっては、この公園には特別な意味がある。この公園がAdam Yauch(MCA)の名前が付けられているからだ。Adamは私の30年以上の友人で、音楽や彼の人生を通じて非暴力を説いてきた」とAd-Rockは亡き友人について語るとともに、その彼の名前がついた公園に鉤十字を描くことの非道さを話す。

さらに最近起きている一連のヘイト・クライムを紹介したAd-Rockは「私たちは子供に人種差別を行ってもいいというメッセージを与える大統領を選んでしまった、これは真実なんだ」と語り、「私たちはヘイトに対して立ち上がらなければならない。もしあなたが寄付ができるなら、Black Lives Matterに寄付してほしい、プランド・ペアレントフッド(アメリカで人工妊娠中絶手術、避妊薬処方、性病治療などを行っている医療サービスNGO)に、United Way of Flint(進学率をあげるための活動を行っている団体)にしてほしい。あなたができることをしてほしい、抗議ができるなら抗議を、ボランティアができるならボランティアを」と個人個人ができる範囲でヘイトクライムの撲滅につながることをやろうと訴えた。

最後に「もしあなたがミュージシャンなら、アンセムを作ろう。あなたが最も得意とする領域で動こう」と続け、最後に「目を開いていよう、一緒に立ち向かおう。私はドナルド・トランプのアメリカを拒否する。ブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、スタテンアイランド、この公園からマンハッタンのてっぺんまで。黒人も白人も、NYよ、やってやろうじゃないか」とAd-Rockはパワフルなスピーチを締めくくった。

Ad-Rockのスピーチは下の動画で見ることができる。

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